SNW NTM 分会ニュース02号


具体的な説明無しに理解を迫る日東整経営

2 月 18 日 15 時からの第一回団体交渉で、日東整の事業終了に対しての要求をおこないました。
団交で「なぜ事業終了しなければならないのか。」と問いただしましたが、「官公庁の入札や新興航空会社からの仕事では日東整 150 名の生活が守れないと判断し事業終了を決めた。」と、事業縮小するより全員解雇が正しいと言わんばかりの主張をしてきました。
また「JAL に仕事をくれるようお願いしなかったのか。」の問いに、JAL からの出向してきた取締役は「何でもかんでも JAL にお願いする時代は終わった。」と JAL を擁護する姿勢を示しました。
そして、2 月 28 日を提出期限としている退職届けについては、その期限の理由を月の切れ目だからと全く理にかなわない説明をしただけでなく、再三再四 2 月 28 日までの退職届の提出を理解するよう求めてきました。
日東整経営は JAL のためではなく、日東整職員の雇用の継続のために尽力すべきです。

以下、団体交渉の報告を行います。

2 月 18 日 15:00〜17:00 SNW NTM 分会第 1 回団体交渉

会社 椛島取締役以下 2 名
SNW 松尾 SNW 委員長、永田分会委員長、津江航空連事務局長以下 10 名

SNW要求書を手渡す。

事業終了に至った経緯を説明せよ

SNW  事業終了に至った経緯について、説明が不十分であると感じている。詳細な説明をしてほしい。

会社  昨年7月JALの路便計画、器材計画が示され、2010年でA300-600が、2012年でMD90が全機退役するのが決定しました。日東整の今後について急いで検討しなければならない状況になり、事業継続についての検討も加速させてきた。夏からは新興航空会社へ売り込み、一時はAOG対応で大型格納庫での整備、Structure整備の部分援助等の話もあがっていました。しかしそれだけではおかずに過ぎず主食にならないので、別の方策、スポンサー探しやM&Aなどをふくめて検討を行い、官公庁の航空機を受注することでベースを作り、新興航空会社と抱き合わせて事業継続がはかれないか模索してきました。
 しかしながら下期から業務量が激減し、年末の段階で2月頃に継続困難な状況になる見通しになってしまいました。官公庁の機体の受注にかけて食べていく事は出来ないので、事業を終了し退職金を払うことを視野に入れてきました。
資金支援をふくめたスポンサー探しを最後までやってきたことは事実であり、長いスパンでは新興航空会社もあるが、ここ数年は事業継続のための業務量がないので、こうした判断から1月20日に会社終了を決定しました。

SNW 日東整はTDAのYS-11整備のために作った会社であり、設立から親会社の影響を大きく受けてきた。JAL/JAS統合後もその枠中でやってきた。A300なくなる、MD90がなくなるという事態になって、日東整経は何をやっていたのか。日本航空の整備の一翼を担ってきた会社として、引き続き日本航空に仕事を求めていくべきではないのか。

会社 2010年度JALの器材計画で、A300やMDが無くなる事が発表されたが、発注を受ける立場で退役を遅らせてくれとはいえないし、その様なことを言うのはおかしい事です。JALからの発注が無ければ、当社独自で生き残る事を考えなくてはならなりません。何でもかんでもJALが助けてくれる時代は終わっていませんか。


退職金の総額はいくらになるのか

SNW 1月14日の日東整労組との交渉で、年頭の社長の「月末に重
大な決断をしなければならない。」との発言を軽率だったと陳謝し、官公庁の航空機整備受注に向けて努力していると言っていた。なのに、その一週間後に事業終了の発表をした。この間に何があったのか。
会社 年頭の社長発言については、取締役である私も全く知らなかったことであり、経営としても混乱をしました。一週間と言うが最後の最後まで、スポンサーを待ち抱き合わせで仕事ができないか検討していました。一方で社員に今回提示した施策の為の資金確保を行っていました。そうした中で1月20日の取締役会で事業終了を決定しました。この一週間でなにか特別なことをしていたわけではありません。

SNW 資金確保と言われたが、従業員に払う退職金総額はいくらか。
会社 10億を超える金額です。

SNW 日東整労組の大会で、労組執行部は10億円と発言していた。
会社 労組の発言が間違っています。いろんな処遇を行って10億の半ばを超える金額になります。

SNW いろんな処遇とは何なのか。2ヶ月の特別退職金や再就職支援を含めてのものなのか。事業終了に関してお金の流れが重要な問題だと思う。きちんと説明してほしい。

会社 いろんな処遇と言うことは、そう云うものでしょう。色々な処遇をして10億の半ばを超えると言ってます。その詳細が必要ですか。お金の流れについては答える考えにありません。

日東整労組とは何を話してきたのか

SNW 事業終了に関して日東整労組にはいつ伝えたのか。事業終了の発表があってからあまりにもテンポが速い。事前に何か動きがあったのではないか。

会社 日東整労組には発表の午前中に話をしました。三役にも事前に言っていません。
SNW 21日の事業終了発表後には日東整労組とは交渉したのか。

会社 全員が集まれないと云うことなので、三役交渉は何度かやりましたが、労使協議は行っていません。

SNW 日東整労組からは14日の交渉ニュースと臨時大会開催のニュースしか出ていない。会社との何を交渉していたのか分からないので教えてほしい。

会社 社員の雇用、再就職について全力をあげてほしいといわれました。他には退職条件の引き上げを主張していましたが、退職条件については会社の到達点であり、できないと伝えています。再就職については全力を尽くすと説明しています。

SNW日東整労組が会社の退職条件に納得したのはいつなのか。1月なのか2月なのか。

会社 いつかは覚えていませんが、大会の前だったとおもいます。ぎりぎりまで交渉はしていました。

SNW 大会後は日東整労組と協議はしているのか。

会社 組織としての協議はしていません。

事業終了を判断した理由は何だ

SNW なぜ官公庁の入札に参加する事をあきらめたのか。

会社 全部応札する気持ちでやっていましたが、全部応札は難しい。たとえ全部応札できても、格納庫の維持すらできません。事業の継続性は難しかったと思います。

SNW 官公庁の航空機の仕事では食っていけないとの話は驚きである。事業を縮小して日東整の継続は考えなかったのか。

会社 それは考えていました。147人全員をつれての事業継続は当然無理なことです。格納庫のランニングコストだけで1億はかかります。事業継続の絵が描ければ、希望退職や人事賃金制度の改定など社員に痛みを伴うお願いもできましたが、その絵が描けませんでした。絵が描けない中でとりあえず、賃金、人員カットはできません。なので、雇用調整を行うことはしませんでした。

SNW 官公庁の応札とか言われているが、事業の継続していくためには、最大の発注元であるJALからの発注が大変重要なものであり、発注が無くなることに対して日東整経営が「はいわかりました。」とはならないだろ。何とかならないかJALに言っていくことが必要ではなかったのか。

会社 日東整の経営方針についてあなた方から言われたくない。日本航空からの業務量が減るその中で、日東整がどう生き延びていくのか考えることが、日東整経営に求められた課題だ。

SNW今まで親会社の航空機の整備を請け負ってきたのが日東整ではないのか。親会社からの整備の発注量が減らされ、それが当たり前の様に話される経営とは何なのか。

会社 だから減らされていく中でやっていくことを考えてきたと、さっきから何度も言っていたではないか。日東整をどうしていくのか考えることは経営MATTERであって、皆さんからアーダコーダと言われる事ではない。ここで論議することではない。
退職金の工面ではなく雇用継続のお願いをしろ

SNW 日東整はこれまでどこの仕事をしてきたのか。JALから日東整に役員は何人来ているのか。

会社 JALからの仕事が90%以上です。役員は転籍した社長一人で私は出向者だから。

SNW 30年、親企業からの仕事をしてきたのが日東整ではないか。整備する飛行機がなくなる中、JALに対して何とかしてくれと言うことが必要ではないのか。従業員の再就職リストのなかにJALはなぜ無いのか。お願いはしなかったのか。
会社 JALにお願いはしましたよ。けれど、当社では難しいと言われた。JALグループでは引き受けられないと言われました。

SNW この状態になったのはJAL経営責任ではないのか。その犠牲になったのが日東整ではないのか。そのJALに対して何も言わないとは、どういう経営なのか。これまで一時金削減や凍結や3%の賃金カットなどJAL再建のために協力してきた。その結果が、日東整の事業終了では納得ができない。

会社 日本航空グループとしてお願いしてきた事です。だからこそ、今回の処遇を行うに当たってJALには最大限の協力をお願いしています。

SNW 最大限の努力と言われるが、30年間続けてきた会社が1ヶ月ちょっとの期間で従業員に退職をせまるとはどういう事なのか。
会社 資金の流失を止め無ければならないし、今回の処遇を履行する為にはある程度のスピード感が必要です。現下の状況でできるだけの処遇を提示していることの理解をしていただき、3月31日を持って退職していただきたい。その気持ちがあるために退職届をお願いしています。

SNW退職金は自前で用意できるのか。

会社 自前で用意できません。だから資金援助をお願いし、株主に用意してもらっています。

SNW 会社をやめる金なら出そう、などと云うのはおかしではないか。今までJALの再建に協力してきた。その結果が自分たちの会社がつぶれることでは納得ができない。今まで何のために協力してきたのか。裏切られた感もあるし怒りすら覚える。

会社 今まで協力してきていただいたことには感謝しています。だからこそ日東整経営として、再就職の支援をしているし、資金支援のお願いもしています。皆さん方は不満かもしれないが、これが一つの到達点であり、皆さんに退職のお願いをしてます。

SNW 雇用が無くなることに対してあまりにも冷たい対応ではないか。日本航空と日東整の関係はそんなものだったのか。雇用が無くなる事に対して日本航空にきちんとものを言ってほしい。日東整経営の熱意を見せてほしい。

会社 冷たいと言われれば、そうかもしれません。そうとられてもかまわないけれど、日東整経営としては、独自で生き残っていくのかを考えなくてはなりません。
将来像を示せなかったのは経営者の責任ではないのか

SNW A300、MD90が無くなると分かったとき、日東整経営はJALから仕事をとろうとしないで、別のところに仕事をもとめ、それがだめならしょうがないでは、JALと一緒になって日東整をつぶそうとしていたのではないのか。日東整をJALグループとして位置づけ整備計画を立てるようお願いできなかったのか。今まで日東整は、JACやJTAの仕事もしてきた。そういったところに、働きかけはしなかったのか。

会社 その様なJALグループの会社には働きかけはしていません。

SNW 日東整の存続の心配はここ1、2年の事ではない、10年も前から心配されていたことである。労働組合も前から新機種導入の要求をしてきたではないか。日東整にはSAAB340の資格者もいたが、力を発揮できないまま定年になってしまった。日東整経営は企業存続の努力をしないで、JALと一緒になってつぶそうとしていたのではないか

会社 私は2009年に来たので、それ以前の事は分かりません。

SNW それは逃げ口上だ。取締役はどういう気持ちで経営をしているのか。

会社 安定してやっていく事が一番であるけれど、人を大切にしたいと思っている。今回の事は本当に遺憾だと思っている。
雇用情勢の厳しさを理解しろ

SNW 事業を縮小したりして事業継続することを検討しなかった事が信じられない。このような自体になる前に、力を発揮できない経営者は何なのか。このような経営者に雇われていたと思うと、こちらの方が遺憾だ。私は20年この会社で航空機整備をやってきた。40歳になって再就職をしろといわれるのは大変きつい。現状を理解しているのか。

会社 再就職のマーケットが悪い状況にあるのは認識しています。至らないかもしれないが、リクルート再就職斡旋をお願いしています。また産業雇用安定センターなども使えるようにしています。きっと探してくれるだろうと思っています。理解してください。

SNW ハローワークで最低150枚履歴書を書くようにといわれた。きびしいなんて状況ではない。なぜ就職できないのか分かっているのか。私たちにはキャリアが無い。

会社 立派な航空機整備士のキャリアがあるじゃないですか。

SNWハローワークに航空機整備士の求人は無いだろ。リクルートだって状況は変わらない。再就職先を探す事に経営者として最大限努力してほしい。

会社 再就職先を紹介する事は出来るが、そこに就職出来るかどうかは皆さんの努力です。

キャリアを生かし安定した生活が出来る再雇用先を

SNW ただ再就職先を探せばよいというものではない。リストの中には失礼だが、魅力を感じない企業が多々ある。契約で派遣されしかもそこの勤務は三交代、そして賃金も大幅にダウンする。事業終了にならなければ、日東整での定年を迎えたはずであり、それを前提条件として生活設計をしてきた。それが今回の事ですべて消えてしまう。その苦しさを本当に分かっているのか。僕らを雇ってき責任ある立場の人間として、再就職先をきちんと探してきてほしい。

会社 社員の再就職については当然やっていく、当たり前の事です。

SNW 日東整は整備専門会社として30年やってきた。その会社がM&Aをしようと専門家にお願いしたが、買い取ってくれる企業が見つからなかった。ばらばらにされて、引受先が見つかると思っているのか。再雇用先に航空機整備が何社あって何人入れるのか。

会社 すでに50名の方が再就職先の内定を得ています。

SNW その内定を出した会社の採用条件は一等航空整備士等であった。それ以外の人はどうするのか。日東整でライセンスを持っていない人がどれくらいいるのか分かっているのか。
会社 だいたい100名位いらっしゃります。その人たちには航空会社以外で再就職できるように会社を探してきています。

SNW それらの会社では、航空機整備のキャリアは求められていない。キャリアが無い中、どうやって再就職活動をすれば良いのか。

会社 再就職先リストの中には、確かに魅力の無い会社もあるが、147名それぞれの考え方で再就職活動をしていると思う。ある人はこんな会社というかもしれないが、ある人はその会社に再就職しようと考えるかもしれない。最後まで再就職斡旋の努力はしますよ。

SNW 最後とは3月31日なのか。

会社 3月31日以降、会社の窓口を閉じると言った事はない。どういう風にやっていくか、今は具体的なものはない。

SNW 会社解散はいつになるのか。

会社 まだ決めていません。まずは社員の再就職が最優先だと思っています。株主総会の日程も決めていません。

日東整が無くなってからのJALグループの整備は

SNW 日東整が事業終了した以降MD90はどこで整備をするのか。

会社 当社がお答えする事ではない。

SNW 取締役はどこから来ている人なのか。日東整に赴任されたとき「私、JALからきました。何でも聞いてください。」といっていたのを覚えている。

会社 人は身分、立場によって仕事をする。JALのことで分かっている事は答えるが、今は日東整の人間であり、JALの者としてあなたたちとお話ししているのではない。

SNW MD90はJALECで整備する事になるが、実際にC整備を行った事がある人は大変少ない。今までだって日東整がかなりサポートしてきた。日本航空の中で日東整のスキルは必要なのではないか。そこをきちんとJALに訴えてほしい。

会社 MD90に関して日東整の技術はピカイチであると思っている。JALからのオファーがあれば喜んで人を送り出すが、残念な事にその様なオファーはない。オファーがないのだから、こちらからお話ししても間に合っていますと言われてしまう。

今まで何を見ていたのか

SNW 日東整の財産は何なのか。

会社 格納庫などが財産だと思う。

SNW 違うでしょ。私たちが30年間築き上げてきたものが財産でしょ。その中には、工夫を凝らしたTOOLなどもある。それを今JALの人たちが持って行っている。日東整の技術を簡単に持って行かれる事についてどう思っているのか。

会社 JALの資材だから持って行っているんでしょ。日東整のものであれば総務に話があるはずです。

SNW 改善TOOLはJALのものではないだろ。日東整のものだというのなら、今ちゃんとあるんだな。

会社 知りません。工場長に聞いてください。

SNW 30年間築き上げてきた技術の一つを「知りません。」で片づけるとはなにごとか。整備専門会社の取締役は何も知らないで営業をしていたのか。そのことを聞いて悲しくなる。

JALの責任はどうなっているのか

SNW 日東整はJALが仕事をくれなかったから解散になった。日東整解散はJALの経営責任だとは思わないのか。

会社 JALからの受注が激減で日東整が無くなるのは事実だが、一方でそうなっても日東整独自でやっていける様な体制が作れなかったのは自分たち経営の責任だと思っています。

SNWMD90、A300が無くなる事は今に始まった事ではない。それを安穏として将来展望の青写真も示さないできたのは、JALにも責任があるのではないか。日東整はJALからきた経営者が経営している。資金も経営者もみんなJALからきて、そして日東整を支配してきた。JALに責任があるだろ。

会社 日本飛行機からも役員が来ていて、そのバランスでやっています。確かにA300、MD90はやがて無くなる機体であり、歴代経営はその為の準備ができていませんでした。

SNW 日東整の取締役はJALの人事異動で日東整にきている。そして株主総会で株主であるJALの支持があって就任している。その取締役が会社の終了を判断したのだから、当然親会社の責任はあるだろ。親会社から日東整をつぶすように言われたのではないのか。

会社 言われてはいない。

社員を見捨て親企業に帰るのか

SNW 社長は転籍、取締役出向ということは、今後JALに戻るのか。

会社 原則的にはそうでしょう。私の人事については分かりません。

SNW プロパーの社員は今まで頑張ってきた。がんばってきた人が今回路頭に迷う。そして会社を存続させられなかった経営者は、元の会社に戻れる。理不尽ではないか。そもそもあなた方現経営陣は、日東整に来た2009年から潰そうとの思いがあったのではないのか。

会社 全くない。

SNW 何も手を打っていないではないか。JALのために一時金カットから賃金の3%カットまで協力させておいて今回会社を閉鎖する。あなたは日東整の為でなく、JALのために来たのではないか。

会社 あなた方のとらえ方について私は口出しをしないが、通常出向というのはその期間が終われば元の会社にかえるものだ。

SNW 取締役は路頭に迷う事がないから気楽な話をしているが、経営者なのだから、きちんと責任をとったらどうなのか。

会社 気楽ではない。社員の処遇、再就職については最大限努力している。

SNW 再就職出来ない人はどうするのか。

会社 仮定の話は出来ない。

SNW あなたはそういう姿勢なんだ。責任を全然感じていない。根本原因はJALにある。そこを何とかしなければ、日東整は生きていけない。日東整を存続させるためにも、根本原因であるJALの経営を立て直す発言をしていかなければいけなかったのではないか。

会社 打てる手を全部打ってそうした中でも、実りが何もなかった。そうした中で資金の流失を止めるには事業終了の判断をしなければならなかった。それを理解してほしい。

SNW 気持ちが通うように懇切丁寧に話すことも経営者の責任だろ。
JALの整備計画策定に日東整経営は加わっていなかったのか

SNW JALが次の整備体制を作るときに、JALは日東整を入れていたのか。外していたのか。日東整経営はJALの動きをどのように捉えていたのか。

会社 そこは管理してもらっていませんね。今考えればそう作っていたんでしょう。

SNW そうやって人ごとのように話されては困る。日航ユニオンの団交でJALは日東整の人員は、JALグループの人員削減の分子にも分母にも入っていないといっていた。JALは今後の整備生産体制を作っていくときに日東整を枠外においていたのではないか。この事を経営者として知らなかったですまされる事ではない。

会社 JALの整備グループの一員という認識はあります。

SNW 一員というが、外れているではないか。JJ統合以降、JALは日東整をグループの中でどう位置づけ、役割を担わせていくのか検討されてきた。その検討の中で日東整経営が事業計画を作って、今までJALグループの安全運行支えてきた。この間A300が退役しMDも退役する、これらが退役した後の日東整の整備機が定まらなかった事に対して、日東整経営が、知らなかったではすまされない。退役後の整備機に対してJALにものいうことは日東整経営に必要な事だろ。

会社 批判は受けるが、日東整経営に今後の整備機はどうでしょうかとの話を受けていないのは事実です。

SNW 今回の事業終了に対して日東整経営だけで判断できるとは思えない。当然JAL、日本飛行機両株主との調整はしたと思うのだが、株主はなんと発言していたのか。

会社 日東整経営の判断は尊重するといっていました。

退職届を出さなかったらどうなるのか

SNW 退職届を2月28日までに出すように言われているが、その期限までにださなかったらどうなるのか。

会社 お願いするだけです。

SNW どうなるのかを聞いている。

会社 退出されなかった場合どうするのか考えなければならないが、今の段階では2月28日までの提出をお願いするだけです。それともう一つお話ししておくと、3月31日以降日東整の社員であることはあり得ません。色々な処遇をとっていく中で、3月31日に退職していただく事をご理解していただきたい。

SNW 3月31日までに再就職が決まらない人に対しては、日東整の社員として身分を保障し、再就職の斡旋を続けてほしい。

会社 その考えはありません。3月31日までに退職していただくのが会社の考えです。ただ、その後は全く知りませんという事はありません。どういう形になるかまだ決まっていませんが、今は皆さんが4月1日に再就職できるように傾注しています。
繰り返しになりますが、一定度の処遇を持って3月31日で退職をお願いしています。そのために2月28日に退職届をお出しいただきたい。理解をしていただきたい。

SNW 2月28日を超えてしまったら、特別退職金と年度末一時金はどうなるのか。

会社 基本的には、すべての社員を等しく扱いたいと思っています。3月31日に退職していただく方には、これだけの処遇をしますよという事を言っています。2月28日までに退職届を提出頂けなければ、その後どうするか考えなくてはなりません。

SNW 3月31日をもって会社を辞めさせたいのなら、一ヶ月前に解雇予告通知を出せばいいのではないか。そうなった場合でも、退職条件に変化が無いのかを聞いている。

会社 3月31日をもって辞めていただくには、その様な事も検討せねばならないだろうと思っています。基本的には皆さん日東整社員を等しく扱いたいと思っています。今回、出ししている条件については、3月31日に希望して退職していただく事が前提になっています。会社としては、皆さんが退職届を出そうが出さなかろうが、会社都合の退職金は支払いますし、社会保険的には会社都合退職の扱いになります。

SNW 私たちがなぜ退職届の期日に拘ているのか、それは2月28日までに再就職が決まる人は少ないと思っているからだ。再就職が決まらないで、退職だけは先に決まっているという状況では、再就職活動も落ち着いて出来ない。合意退職をとりたいのなら、就業規則にあるとおり一週間前で良いではないか。

会社 繰り返しになりますが2月28日までに退職届を是非提出していただきたい。ご理解をお願いします。

会社清算でなぜ希望退職なのか

SNW 3月に会社清算しますと言っている会社が、なぜ希望退職を募るのか。普通なら「3月31日をもって清算にはいります。よって全員解雇します。」となるでしょ。なぜあえて退職届という合意書をとるのか、その意図は何なのか。何かおかしな考えがないのなら、退職届の提出如何にかかわらず、会社清算に伴う処遇を示せば良いではないか。

会社 書いても書かなくても一緒という事であれば、30年もやってきた会社ですから、解雇はしたくないのです。

SNW すべての社員等しく扱いたいと言っているのならば、それで良いだろ。私たちは少しでも不安のない状態で再就職活動したいといっているに過ぎない。

会社 お出ししている条件が、3月31日をもって退職していただく事に納得いただいているという事なのです。

SNW 3月31日以降の雇用はあり得ないといっているのだから、これは3月31日で全員解雇しますと言っているのと同じだ。なぜ2月28日までに退職の同意書をとろうとするのか。

会社 3月31日以降雇用はあり得ません。

SNW それを解雇というのではないのか。

会社 そういった方法も含めて、今後考えなければなりません。

SNW その考えはいつぐらいに決まるのか。

会社 2月28日に皆さんに退職届を出してもらう事をきたいしていますよ。いつ答えが出るのかは、これから考えるので申し上げられない。

退職届の提出期限を遅らせろ

SNW 退職届の提出期限を延ばす検討はしないのか。

会社 その考えはありません。

SNW 退職届を1ヶ月前に提出しなければならない理由は何なのか。

会社 皆さん方に理解を得て退職していただきたいという事です。

SNW 全員の再就職が今の段階で決まっているのなら、2月28日が期限なのは理解できるが、その様な状況にはない。なぜ就職先が決まらないのに退職届をとろうとするのか。その理由を答えてくれないことに納得ができない。

会社 是非理解をしていただき、2月28日までに退職届を提出していただきたい。

SNW 何を持って理解しろというのか。

会社 今まで縷々説明してきた事、退職条件をご理解していただきたい。

SNW 1月21日に事業終了を説明して、翌々日から始まった個人面談で退職届をこの場で書けと迫って、いったい何を説明したというのか。退職条件だって再就職先についてだって、不満はいっぱいある。その不満、文句言わないでやめろと言うことなのか。退職届は「文句を言わない。」との誓約書をとっているのと同じだ。せめてなぜ退職届を書かなければいけないのか、なぜ2月28日なのか、それくらいは説明してほしい。

会社 一つの月の変わり目だから。

SNW 提出期限を延ばしてほしいといっているのに、それが出来ない理由が月の変わり目だというのは納得が出来ない。解雇をちらつかせて合意退職に追い込むやりかたはJALと同じではないか。

会社 JALと日東整では大きく違う。日東整は事業が終了する。

SNW 再就職先が決まっていないのに退職届を書かなければいけないというのはあり得ない。再就職先によっては3月31日まえに日東整を退社することもある。そういう人には2ヶ月ではなくもっと上乗せして退職金を払う。再就職が決まらないひとは、決まるまで日東整にとどまって再就職先を探す。そのときは上乗せはない。それでいいではないか。

会社 出来る事はやる。出来ない事は出来ない。退職日を引き延ばす事はなかなか難しい事だなぁと思っている。

SNW 出来ない事はなぜ出来ないのか。分かるようにきちんと説明していただきたいし、出来る事はどんどんしていただきたい。

会社 28日については是非理解していただきたい。

SNW 理由がないのに理解は出来ない。月の切れ目では納得出来ない。会社がそこに拘るのは何か理由があるからではないのか。その理由をさっきから聞いている。理由がないのならいつでも良いではないか。

会社 いつでも良いですよとは会社ですからそんなわけにはいかない。理解をしていただきだしていただいた方もいるんですから。なぜあなた方はそこに拘るのですか。

SNW日東整が無くなって、ほんとに困るのは誰なのか。理解しなければいけないのは私たちではなく会社の方ではないのか。会社は私たちためにやっているとは思えない。
首切り以外何も決まっていないではないか

SNW 日東整の経営責任は今後も追求していくし、仕事を出さなければ日東整が立ちゆかなくなるのはわかりきった事なのだから、それを行った親会社であるJALにも責任追及はしていく。
雇用の問題は労働組合にとっては最重要課題だ。先ほど要求書を提出した要求をきちんと検討し、25日までに団交を開き回答するよう最後に申し入れる。
それから28日期限の退職届けにしても、4月以降の再就職支援についても、清算の株主総会の日程にしても、その後の事はその後考えると、全く計画が決まっていないで、社員の解雇だけはしっかり3月31日と決まっている。一番路頭に迷う労働者の疑問に答えない等という事があり得るのか。あまりに乱暴すぎる。

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以 上