SNW NTM 分会ニュース03号


1月19日、JALから契約解除を言われた


1月19日、JALから「2月以降、日東整に仕事を出さない。」と言われていた事が、2月25日に行われた団交の中で明らかになりました。これまで、日東整が先に事業終了を判断したと言われていましたが、これが全く逆だった事で日東整の事業終了はJALが主導していたが明白になりました。

私たちはこれまで他のJALグループ会社と同様に一時金や賃金カットなど、再建のための協力をしてきました。なのに、事業終了に追い込まれた事は、とても許し難いことです。

日東航空整備が30年かけて築き上げてきた技術力は、安全を担保するためにもJALにとって不可欠なものです。JALは私たちの協力に報いるためにも、雇用責任を果たすべきです。

以下、団体交渉の報告を行います。




2月25日14:00〜16:00 SNWNTM分会第2回団体交渉

会社 椛島取締役以下2名

SNW 松尾SNW委員長、永田NTM分会委員長、諏訪SNW組合員(JLU書記長)以9下名



SNW 回答を示していただきたい。

会社 事業終了に至った経緯について、前回A300、MD90が退役するなかでそれに変わる機材をJALに対して要求しなかったのかと聞かれましたが、これについては当然にJALには要求はしています。しかしJALの事業規模縮小によって機材削減が進む中、総整備機量が減ってしまい、その要求が叶えられなくなってしまいました。経営責任については色々な考え方もありますが、職員の皆さんに退職に当たっての処遇をきちんと行い、再就職の支援をしていき、そして会社を清算するに当たっては30年の歴史ある会社の名前を汚さないようにしていく事だと思っています。前回からお金の話もしてきていますが、皆さんに提示した退職処遇をしていくために、早急に資金の流失を止めなければならないと考えています。


2010年度の事業計画、JALとの契約はどうなっていたのか

SNW 2010年度のJALとの契約はどのようになっていたのか。

会社 30年来だろうと思うが、契約は結んでいないので契約書のようなものはありません。年度当初に「このくらいの飛行機のお願いします。」と言われます。JALの生産計画に組み込まれているのだと思います。今年度の計画は例年より少なく、17〜18万工数のお願いがあり、スタートしました。例年は20数万工数ありますので大変厳しいものでしたが、これでこの一年やりくりする予算を組みました。当然ですが皆さんには、経費削減をはしてきました。ダイケンビジネスや岡部産業には単価見直しをお願いし、何とか収支を繕う努力はしてきました。しかし下期からJALの生産計画が大きく変化してしまい、日東整の受注量が減ってしまいました。この時点で、計画していた18万工数の達成は出来ないだろうと判断になってしまいました。

SNW JALの生産計画に組み込まれているとの話をされたが、それはJALと一体という事なのか。

会社 JALの生産計画に組み込まれているとの表現は、適切でなかったかもしれません。年度初めに、今年は何万工数を引き受けますとの押印はしていないということから、生産計画に組み込まれているとの表現をしました。

SNW 普通の企業であれば期初に契約を確定するのではないのか。今の話を聞いていると、JALと一緒の会社としてやっていたように思える。親企業とは30年来契約書を交わしていないと話されたが、一般的にはありえない事だ。普通問題になるのは、契約通り仕事をしたのにまともなお金を払わない、たいした理由もないのに製品を突き返すという事であり、このような事は、下請法からみて違法なことである。契約書を交わさないで30年間やってこられたという事は、旧JASの時代から親会社の生産体制一部に完全に組み込まれている、実体上そうだろ。

会社 JALは日東整の工数も含めて、生産計画を組んでいたのでしょう。

SNW それはJAL整備部門という扱いではないのか。

会社 確かに、今年度日東整にこれだけのものをやってもらおう、との計画はしているだろうと思う。それは事実でしょう。

SNW JGSでは日本航空と単価が決まっていて、必ず毎年、契約更改交渉を行っている。親子会社の関係もあるが、契約がなければ商法上成り立たない。契約がやられていないというのは、30年間親企業の一部門としてやってきたからではないか。

会社 30年間、契約は結んでいないんだろうなぁ。

SNW なぜ受託整備量が減ったのに対策が打てなかったのか。なぜこのような事態になるまで放置してきたのか。経営責任をどのように感じているのかを聞きたい。

会社 急いで色々やってきましたが、スポンサーも現れず事業終了に至った事について、経営責任はあると思います。経営責任として退任するという方法もあるが、やめると言う事は無責任な話であり、馬鹿みたいな話なので、今出来る事、従業員の再就職に全力を尽くすことが経営としての責任の取り方だと思っています。


退職条件の上積みを行え

SNW 退職条件について変更する余裕はないのか。

会社 一言で言えば無い袖は振れません。日東整の資金では、退職金は外部積み立てである、適格年金資産分しかしはらえません。提示した処遇は資金の保全を行い、格納庫の保守点検や清掃など諸経費も最小限にしたなかでのものです。携帯電話も解約しましたし、カバーロールの廃棄も派遣の方々にロゴの切り取りをお願いするなど、涙ぐましい努力をしています。積み増しはできないことは、はっきり言っておきます。

SNW 資金を出す株主のJALには要求したのか。

会社 日東整社員にできるだけの処遇をするための資金支援について、その規模はJALで検討されていました。私もその中に入って調整とお願いをしました。せめぎ合いをやってきたと言う方が当たっているのかもしれません。しかしJALにおいては更生中であり、できることの限界があります。今回の規模は到達点であり、これで考えざるを得ないと思っています。

SNW 日本航空ユニオンとJALとの交渉でJALは、退職条件については日東整が決めた事だと言っている。また日東整が決めた事に対しての資金支援はする、とも言っていた。6ヶ月と決めたら出すのかの問いには、更生会社だからそことの関係で考えます、といっていたが、結局はJALが決めている。あなたがJALと交渉したのなら、さらなる支援を取り付けてくるべきだ。

会社 決めたのは日東整であるが、トータルの原資は決まっているのでそこをどうするかはできない。

SNW それをとってくるのが、あなたの仕事だろ。何で他のグループ会社とこんなに違うのか。管財人とも話をしてきたが、彼らは100%の子会社は6ヶ月、半分なら3ヶ月、そんな機械的な感覚でやっている。

会社 私も管財人とも話をしたが、その様な経緯でこの金額が出たのではない。

SNW ならどんな話をしたのか、説明したらどうだ。

会社 管財人とのやり取りをあなた方に話すつもりはない。

SNW 特別退職金を決めた経緯をはなしてくれればいい。東急ファシリティは極端に契約が下げられ撤退を余儀なくされたが、特別退職金は12ヶ月出している。JGSは債務超過の中でも6ヶ月、更生中のJAL本体も6ヶ月出している。外国航空会社の早期退職は約24ヶ月出ている。会社都合で辞めてもらうのだから、どこの申し訳ないとの気持ちが示されている。更生中のJALの水準が最低限ではないのか。2ヶ月は劣悪な水準である。なぜ6ヶ月出したいと話をしなかったのか。

会社 当然、6ヶ月といったものも視野に入れて資金支援をお願いしたが、手元にある資金が現在の到達点です。


きちんとした説明を行え

SNW 全く説明になっていない。JGSは膨大な債務超過の中でも特別退職金を6ヶ月支払っている。日東整は無くなるのにたったの2ヶ月、この違いは何なのか。

会社 その違いについて、私が払う立場にないので答えられません。

SNW 日東整が今後事業を継続すれば、JALは来年度以降も日東整に対し約20億円支払わなくてはならなかった。しかし今年度いっぱいで事業を終了するのだから、来年度以降の支払いが無くなる。なので、10億円しか出せないという事は無いだろ。

会社 色々話をしてきた中で、今の資金支援となった。その事を理解してほしい。

SNW 色々話してきたと言われるが、JALはなんと言ったのか。

会社 「更生中であり、今お出ししているのが精一杯だ。」と言っています。金融機関や裁判所の間で色々苦慮しているとも聞いている。まあこれはJALの話であるので当社は関係ないが、これ以上の資金支援は受けられないというのが現実です。

SNW 取締役がどのように話をしたのか、教えて頂けませんか。

会社 つぶさにお伝えするつもりはないが、社員にできるだけの処遇をしたい、JALの水準をにらみつつ資金支援のお願いをしてきました。色々とせめぎ合いを行う中での今回提示している水準になっている。

SNW そのせめぎ合いを教えてほしい。どれだけ経営者として努力したのかを伝えてほしい。

会社 JALに対して「お金を出してほしい。」JALは「出せない。」そういった話だ。

SNW 航空の中では、一時金などは横並びになってきた。横並びにする判断を過去JALは何度もしてきた。JALに対しきちんと向き合って話が出来ていれば、こうはならないのではないか。取締役は日東整をつぶす為の経営努力しかしていない。今の発言に経営責任の少なさが出ているのではないか。

会社 そこは責められても、ここまでの資金支援しかなかった。

SNW JALは更生中であっても営業利益1500億を超えている。稲森会長も「整理解雇はやる必要がなかったが計画だからやりました。」何て言っている。更生中のJALの現状はこのようなものだ。

会社 そうなのですか。

SNW 今までの話を聞いていると、自分は腰掛けでJALに帰るのだから、そこそこ適当にしておけばいいや、と思っているようにしか聞こえない。


今までの協力に報いろ

SNW 私たちは今まで、JAL再生のために賃金や一時金カットなど協力させられてきた。そして日東整がなくなるという結果になってしまった。今までの協力に対する償いの気持ちを表してほしい。

会社 皆さんは今まで色々と協力されてきました。その社員に対してきちんとした処遇をしたい。そういった話は当然してきました。しかし批判は受けるが、これだけの資金しかないのが現実です。

SNW 工数が少ないので事業継続できない。工数増のお願いをJALにはしなかったのか。

会社 振興航空会社への営業やM&Aなど検討してきました。JALにもお願いはしましたけど、委託工数は増やせないといわれました。仮に今年作業をとってこられても、来年はもっと少なくなる。今年度の下期以上に工数が減る。JAL抜きで生きていくことを考え、数年かけてきちんと準備できていれば違った展開もあったけれど、現状では事業継続は困難との判断にしかならない。

SNW 従業員のことを考えきちんとお願いするのが経営者だろ。JALから仕事がこないのなら、つぶさなければだめだ、再就職させればいいやでは、経営者とはいえ無い。

会社 何が何でもとってこい、と言われているのだろうけど、「出せ。」「ない。」「くれくれくれ。」で会社つぶれました、退職金もはらえません、ではいけないでしょ。


事業終了は誰の判断なのか

SNW JALが日東整に仕事を出さないといったのか、日東整が事業継続できないと判断したのかどっちなのですか。

会社 日東整が事業継続困難と判断しました。

SNW 今、JALが仕事を出さない、それを「くれくれ」と言う事は出来ない、と言ったではないか。

会社 A300とMD90の退役がわかっている中で、変わる機材をくださいよ、という話はしました。

SNW MD90はまだ残っているじゃないか。C整備はあと、何回あるのか、それ工数はどれくらいなのか。

会社 あまり工数の話はわからないのだけど。

SNW 整備専門会社の取締役が、主力機の工数がわからないとはどういう事か。経営者として失格だろ。

会社 そう言われても、わからないものは、わからない。

SNW なら経営者の中で、誰がわかるのですか。社長ですか。社長がわかるのなら、今ここに呼んできてください。事業継続可否の判断をするには、工数は重要な要素だろ。取締役会で何を話していたのか。何人の取締役で事業終了を決めたのか。

会社 社外取締役をふくめた取締役4人と監査役2人の6名です。

SNW 日東整が今まで行ってきたMD90の整備について、心配はしなかったのか。日東整が無くなる事が、JALグループの安全運航にどれだけ影響を及ぼすのか考えなかったのか。

会社 JALのほうから、1月いっぱいで整備の委託契約の解除の話があったので、その様な事は心配することではない。


JALが先に委託解除をしたのか

SNW 委託解除はJALからあったのか。

会社 ありましたよ。

SNW 日東整が返上すると言ったから、JALがお終いという順番ではないということか。

会社 うん。 

SNW JALが最初に切ってきた、という事なのか。

会社 うん。

SNW それは下期に受注量が減るという事ではないか。

会社 いえいえ。

SNW それはいつの話なのか。

会社 1月19日でしたかね。

SNW 19日。それを踏まえて緊急取締役会で、事業終了を決定したのか。

会社 2月以降JALから機材がこない事が確定しましたから、そうした中で、どのように生きていくかやってきた部分についても、上手くいかない。


1月19日、本当にJALから契約解除を言ってきたのか

SNW 事実関係を確認したいが、JALが1月いっぱいでやめます、と言ったのか。

会社 JALから弊社に対して、契約解除の通知がありました。

SNW それが1月19日だったのか。

会社 1月19日。

SNW それを受けて取締役会をやったという事か。ならばJALが決めたんじゃなか。JALから仕事がこなきゃ事業継続出来ないだろ。

会社 だからJALからの受注が無くとも、何とか出来る体制を作れなかったのが事業終了の要因であることは認識している。そして今年度に入って加速させたけど間に合わなかった。

SNW 今までは日東整がこんな経営状況では、とてもじゃないが経営できないと判断して、JALにMD90のC整備は出来ませんと宣言をしてから、あたふたした状況になったと認識していたが、逆だったという事か。JALから日東整に、今後契約はしませんよと言ってきて、日東整がどうするかとなったのか。

会社 以前からJALから仕事が無くなった場合についての対策をやってきたけれど、それが叶わなかった。そうした中で1月31日をもっての契約の終了という事で、事業の終了を日東整として決定した。

SNW JALの中では日東整事業終了決めたから、自分のところでMD90を整備しなければならないと言われている。どうも順番逆だった様で、JALの経営責任を追及しなければいけないと改めて認識した。

会社 追求されるかどうかは、当社には関わり合いがない事です。通知はありました。それで1月20日の取締役会で事業の終了を決定しました。これが事実関係です。


雇用責任を果たせ

SNW その様な話であれば、JAL使い捨てにされたという事ではないか。退職割増金は半分、JALグループでは一切雇用しない、常識的に考えられない。JAL系列企業では、これまでほとんど吸収していた。HarleyQueen AirもJACに移籍したり、JALに対して派遣という形をとる事で企業を存続させ、雇用を維持してきた。今回だけ何で打ち切り、使い捨てをするのか。JALの整備士は希望退職予定より50名多くなっている。予定より多くやめているのだから、その分の吸収の余地はある。それなのに全くJALグループで面倒を見ないなんて酷い。

会社 当然、JALグループへの再就職はお願いしました。しかしJALは更生中であり、裁判所、金融機関、その他債権者に約束した約1万6千人の削減をやるために、グループ社員に大変な痛みを強いている。その中で大変申し訳ないが受け入れられないと言われました。

SNW そんな事は聞いている。前段、JALグループの中でMD90の重整備部門を担ってきた事をどう評価するのか、とう話があったけれど、今本当にJALECの中で出来るのかという話が出てきている。C整備の計画を敷いているがきちんと出来るのかどうか誰も自信を持っていない。JAL希望退職だって必要な人間は留めるとなっている。事業上どうしてもという話はある。なぜ、一般論をいわれて引き下がってくるのか。

会社 お願いはしました。引き下がったとの表現は心外だが、結果としてとってくれなかったのが事実です。

SNW 雇用責任はそんな甘いものではないだろ。

会社 甘いのではないから、いたずらに時間を費やしても仕方がないので、他の航空会社や重工系などをまわって、再雇用先を探し一生懸命提示しているところです。


再就職先の内定状況は

SNW その際就職先だが、内定が出たのはスカイマークだけなのか。

会社 発表があったのはそうです。

SNW 今週までにIHIエアロスペースと川崎重工業の面接があったがどうなっているのか。

会社 もう1社ぐらいあったが、3月頭ぐらいには内定が出ると思います。詳細は把握していません。

SNW スターフライヤーなどは、これらと同じ時期に履歴書提出を締め切っているが、書類選考に入っているかどうかすわからない。どうなっているのか。

会社 今日、就職相談窓口から流してもらったのですが、3月7日の週に試験を予定しています。試験の内容は筆記は無しの一回の面接で、発表は3月15日頃を予定しているとの情報が入っています。早めに履歴書を出して、その後何も情報が無くて苛立っているのは召致しています。朝日航洋などもその様になるかと思っています。

SNW 2月28日までに退職届を書くようにと言っているのであれば、それまでに再就職先決まるようにすべきではないのか。再就職先として会社が斡旋している部分については早急に日程調整すべきだ。

会社 各社とも若干試験が遅いと思っている。しかしあまりに皆さんを急かしてもといけないと思い、2月の中頃に書類提出になるようにしてきました。相手があること何で、こちらの都合だけを押しつけるわけにはいかないが、早めになるようお願いしていきます。ジャムコさんなども色々ありまして3月中頃になってしまいました。


再就職先はきちんと調べたのか

SNW 社会保険をきちんとそろえていない会社を紹介するというのはどういう事か。約200人もの従業員を30年間雇ってきた、社会保険だってきちんとやってきた、その会社の経営者が、再就職先にその様なところを紹介するのは、如何なものか。

会社 決して皆さん方を「ここに行きなさい。」と割り振っているわけではありません。144名のうち一人でもニーズがあればと思ってお出ししている。現実に一人の応募もなかったところもあります。

SNW 社会保険が無いところを最適だと思う人がいるのか。しかもその様な事は再就職先リストに書いていなかった。就職斡旋をするのなら労働条件、雇用条件もきちんと提示すべきだろ。一生懸命やっていると言うが、とても責任を持ってやっているとは思えない。

会社 至らない部分があったのは謝りますが、会社としては出来るだけ多くのところを紹介しようと考えてやっています。またフレキシビリティーを確保する上からも、併願を可能にしています。

SNW ここ最近リストアップされた企業は、ハローワークで見つけられる企業ばかりだ。その様なところであっても、内定をもらったらリクルートの再就職支援サービスは使えませんというのはおかしい。

会社 やなら受けなければいい。

SNW それは酷い話ではないか。その様な発言をすることが、責任を果たしていない証ではないか。

会社 十人十色と言いますから、最適な人がいないとは、断言出来ません。

SNW みんな日東整が無くなるから、仕方なく探している。

会社 探すのは仕方なくだが、たまたま最適なところが見つかった人がいるかもしれないし、いないかもしれない。


JALグループでの再就職先はなかったのか

SNW JALグループでの再雇用はあきらめたのか。国会でも、JALの整備体制は本当に大丈夫なのか、と問題視されている。航空局も自信を持って大丈夫だとは思っていない。MD90の整備を、JALがやれると言ったからやればよいでは、トラブルが起きかねない。そうなればJAL再建だって危なくなる。JALの安全運航の為にも日東整職員を雇用しろと言えるだろ。

会社 受け入れられないとJALは言っている。なので、悪戯に時間を費やすつもりはありませn。

SNW 今言った視点に立って、本気でJALと交渉すればなんとかなるだろ。認定事業場を維持するために、JAL、今ならJALECだがそこで年1回C整備を行っていた。そのC整備だって工数にして半分ほどは日東整が支援していたではないか。JAL安全確保という視点で努力をしてほしい。私たちにMD90の整備をやらせてくれと言ってほしい。日東整を事業継続させれば、出向や転籍、派遣などいろいろな事が出来るだろ。その様に訴えるべきだ。

会社 現在契約がないので、個体を送るというやり方しかありません。個体を送るという事であれば、その様な話があれば推薦するのか、お受けするのかどうするのか、対応を考えなければいけません。

SNW 話があればやるのか。母体が無くなってしまうと送り込む事は出来なくなる。日東整が清算して無くなってしまえば、JALで完全採用しなければいけない。そうなるとハードルは高くなってしまう。会社を残しておけば出向や派遣など色々な手段がとれる。MD90の整備に関してはピカイチだというのなら、活用するように言ったらどうなのか。

会社 JALは自分で出来る、日東整の力は必要ないと言っています。それに活用する気があればとっくにやっているわけで、C整備が始まる3、4日前になっても、その様な話はないのですから、自分たちで出来るという事なのでしょう。

SNW 要請があればやっていくのか。

会社 できる範囲ではやっていけると思っている。しかしすでに再就職が決まっている人もいますから。

SNW 残っている人も大勢いるだろ。最後まで面倒を見ると前回言っていたのだから、対応できるだろ。

会社 全力を尽くすとは言ったが、最後まで面倒を見るとは言っていない。残った人をJALに出す話は、あるかないかを考えればない方が高いと思うが、あれば検討はします。けど「あればいいなぁ。」位にしか思えない。再就職に全力を尽くしてほしい。


退職給付引当金は8億円となっているが

SNW 第3四半期の退職給付引当金は8億円近くある。実際はこれより少し上回る10億円ぐらいになるのではないか。前回退職金は10億半ばを超えると言っていたが、そんな額にはならないのではないか。

会社 そうですね。

SNW 流動資産には約6億円も計上されている。前回説明されていた10億半ば負債という話は、とても納得できるものではない。

会社 皆さん方に給料を払うのに毎月7〜8千万円かかる。そのほかに建物の維持費も月2〜3千万円かかる。特別退職金も1億4〜5千万円かかる。国有地の使用量の残りが4〜5千万円あり、その様なものを足していってああいった10億の半ばの数字になると言っています。

SNW 流動資産がどこに行ったのかわからない。

会社 こうやって12月の時点からどんどん減っている。

SNW 12月の時点の流動資産と3月の見積もりでは、約18億円の開きがある。前回説明されていた退職金諸々の10億半ばよりも多いではないか。3億円以はどこに行ってしまったのか。日東整が事業終了せず退職金を支払うような状態にならなければ、今期の決算はどうなったのか。

会社 何を聞こうとしているのかよくわからない。


事業終了の理由は債務超過ではないのだろ

SNW 日東整がなぜ事業を終了するのか、その説明色々ある。日東整労組のニュースには1月末時点で10億円もの債務超過だと書いてある。債務超過だから日東整が事業終了の判断をしたと書かれてある。でも先程JALから仕事がもらえなくなったから、事業終了すると言っていた。いったいどっちなのか。

会社 3月31日では債務超過になります。

SNW それは退職金を払ったからだろ。退職金を払わなければ債務超過にはならない。

会社 ならないかもしれないけど、そうすると退職金をもらわないで、皆さん出て行ってくださいと言う事になってしまいます。

SNW 債務超過だから事業終了の判断をしたのか、JALから仕事がもらえないから判断したのか、どっちなのか。

会社 事業の継続ができないから判断した。

SNW 債務超過だからではないのだな。

会社 債務超過になったから事業の継続をやめたわけではない。


貸付金返済の事も考えろ

SNW 賃金カットをされても、日本航空のために尽力してきただろ。その尽力を特別退職金2ヶ月と臨時手当1.4ヶ月で清算できるのか。

会社 お返しできる金額だとは思っていません。

SNW ならば特別退職金2ヶ月ではなく、JALグループの6ヶ月、もしくはそれ以上の金額を提示するべきではないか。

会社 その様な事を念頭に置きつつ、資金の調達を行ってきましたが、力及ばず今提示している金額が精一杯です。この事を繰り返し申し上げる事しかできない。

SNW 日東整労組ニュースを読むと、更生中であるJALの関連会社という世間から厳しい目でみられている状況の中で、更なる特別退職金の上積みの要求は行わないとあるが、会社も同じ考えでJALにお願いできなかったのか。はっきり言ってほしい。

会社 はっきりお答えします。更生会社云々、世間からこうられる云々、それはすべてJALの話であって当社には関係ない。従って当社としては社員の処遇のために、資金支援をおねがいした。そうした中で今、提示している規模の資金を得たのである。確かにJALの立場からすれば、更生会社だから云々と言われるでしょうが、日東整としてはだから云々と言う事ではない。

SNW JALには他社の水準の話はしなかったのか。

会社 JGSや東急ファシリティのことは知らなかったけれど、JAL希望退職、特別早期退職のレベルは皆さんも見ているし、そのくらいの規模ほしいとの思いはある事は、認識しながら話をしました。

SNW その認識は相手に伝わるように言ったのか。

会社 認識を持って交渉しました。わたしも馬鹿じゃなければ、相手に伝われない交渉はしません。

SNW 更生中であっても事業を継続する会社の社員と、清算する会社の社員とでは、清算する会社にいる社員の方がより酷い目に遭う、なのに2ヶ月はあり得ないだろ、6ヶ月は当然の要求だろ。更生中の会社の社員より酷い目に遭うのは許せない。


会社清算が決定するまでは雇用義務がある

SNW 株主総会はいつやるのか、まだ決まっていないではないか。総会で清算決議されるまでは雇用義務があるはずだ。まずは社員というのなら、雇用継続の努力をすべきだ。JALと一緒になって検討を続けてほしい。

会社 はっきり言っておきますが、3月31日をもって事業を終了する。また3月31日をもって退職をお願いする。これについてはこれ以上検討の余地はない。

SNW 労働問題はそれで終わる事はない。

会社 それはあなた方が決める事で、私が知る事ではない。繰り返すが、3月31日を持って社員は退職する。事業は1月21日を持って終了した。これは変わるものではない。検討の余地は無い。


責任も持って話せる人、社長をだせ

SNW 退職割増金のところでJGSのレベルを知らないとあっさり言ったが、日東整の水準を決めるに当たって、他社の水準を教えてくれと言えなかったのか。

会社 他社の水準を聞いてそれをほしいというのか。

SNW そんなの最低限の事だ。現に一時金だって併せているだろ。3%だって同じようにカットしている。日東整の取締役として努力しているようには見えない。JALの代理人にしか見えない。

会社 それは大変遺憾である。私は日東整の取締役である。JALの代弁者ではない。日東整経営として最大限の努力はしています。

SNW その様に見えないから、この様に言っている。

会社 多くの人が、経営の努力に理解して、退職届の提出をしています。誠心誠意やっていますし、今だって様にあなた方と話し合っています。

SNW 誠心誠意と言うが社長が出てこないではないか。これには大いに不満であり、抗議したい。今回の回答は納得できるものではない。再検討をして回答していただきたい。またそのときには社長が出席するようお願いしたい。

会社 社長を出すつもりはない。

SNW 社長宛に要求書を出しているのに、社長が出てこない理由はないだろ。

会社 労務担当役員がこうやって話をしているではないか。社長を出すつもりはない。

SNW 労務担当役員の発言は他人事のようで信用ならない。社長を出しなさい。

会社 どのような対応をするかは、会社が決める事で、あなた方が言われる事ではない。

SNW 毎回出ろとは言わない、2時間いろとも言わない。けれど要求に対しての会社の考え方を社長が述べても良いだろ。

会社 なんと言われようとも出す気はない。

SNW 社長は出たくないと言っているのか。社長に伝わっているのか。社長に出席を求められた事を伝えて、社長に判断してもらってください。

会社 労務担当としては全く出す気はない。ただ松尾委員長がそう言うのであれば話は伝えます。

SNW 従業員にやめてもらうという事態なのだから、一回ぐらいは出るべきだ。次回には出席していただけると期待しています。


以 上