SNW NTM 分会ニュース05号


清算方法についてはこれから勉強

 3月8日14:00から行われた第3回団体交渉において、日東整経営は「特別精算の具体的方法についてはこれから勉強していく。」と発言しました。1月21日の事業終了発表以降、1ヶ月が過ぎていますが、決まった事は従業員の解雇だけです。日東整経営は無責任な姿勢を改め、今まで社員を雇用してきた責任を再認識すべきです。最大限の努力とは、事業清算の勉強をする事ではなく、従業員の生活を守るための施策についてあらゆる手段を講じる事です。以下、団体交渉の報告を行います。

3月8日14:00〜16:00 SNW NTM分会、第3回団体交渉

会社 椛島取締役以下2名
SNW 松尾SNW委員長、永田NTM分会委員長、坂井航空連副議長、以下9名

これは回答書ではない

SNW 団交継続の申し入れに、7日「回答書」との文章をいただいたが、これについて説明してほしい。
会社 2月18日に要求書をいただき、この回答については団交でお願いしたいと言われましたので、2月25日の団体交渉で回答を申し上げた。
SNW 口頭回答であった。文書回答はないのか。
会社 25日に述べた通りだと、文書で回答をしました。
SNW それは回答ではない。
会社 皆さんも、25日の団交についてニュースを書かれているわけですから、その通りだと文書をもって回答したのです。
SNW 文書回答は、前文に要求に対する会社の考え方があり、そして各項目の回答がある。この様な方法で航空関連各社、どこでも通常やっている事だ。それが正式な回答ではないのか。
会社 18日に要求書を受け取りました。これについては、文書で回答するのかと聞いたときに、次回の団交で回答をいただきたいと言われました。だから25日の団交で回答を申し上げた。書面回答をと言うことなら、最初から書面を差し上げました。改めて書面をと言われてもそれは出来ません。
SNW 私たちは日東航空整備株式会社、代表取締役社長宛に要求書を提出している。なぜ労務担当の取締役名で回答が来るのか。また今日の団交には社長の出席を求めているのに社長が出席していないのはなぜか。
会社 それを受けて役員である労務担当の名前で出すものだと判断して、回答しました。

社長はなぜ出席しないのか

SNW 前回交渉で社長の出席を強く求めた。
会社 SNW委員長が出席しているので社長の出席を、と前回団交で言われましたが、団交労組委員長が出席し、会社側は労務担当が出席する、これは通常の判断です。労務担当として社長は出席させません。
SNW 通常と言うが、この団交は事業終了、全員解雇という通常の経済闘争とは違う。
会社 事業の終了に対しての団体交渉も一つの団交であり、特別なものではありません。
SNW 通常というのなら、なぜ回答書が社長名でないのか。通常の経済闘争でも社長名の回答書である。労務担当が出すなどあり得ない。そもそもこの団体交渉は30年続いた会社を清算するのだから、30年に1回という特別な事態だ。通常ではない。
会社 そうなのかもしれないが、小職から回答差し上げたのは事実です。社長から社員に説明した方が良いのでは、と言われましたが、それについては1月21日に行っています。団交においては、労務担当が対応するのが労務担当としての小職の考え方です。
SNW 数回の団交を重ねる経済闘争で、社長が欠席する事もあるのは理解するが、会社が無くなるときの団交に、社長が出てこないのは理解できない。
会社 繰り返し申し上げるが、日東航空整備労務担当として社長を出席させるつもりはありません。
SNW 本日社長は会社にいるのか。
会社 それを話す考えはない。
SNW 団交に社長が出席しない理由を、職場で社長が説明したから等というのはあり得ない。前回団交で社長に出席が求められている事伝えるように言ったが、きちんと伝えたのか。
会社 社長には伝えました。私から組合に「団交に社長は出席させない。」と伝えました。と申し上げたら、「その判断を尊重します。」と言っていました。
SNW 会社解散を論議する団交に、経営トップが出てくるのは当然だ。こちらは雇用がかかっている。経営としての責任ある対応を示せ、無責任な対応はやめよ。
会社 団交に取締役でない担当部長だけで対応しているのなら、その指摘は理解しますが、労務担当取締役が出席しているのですから、その指摘は当たっていない。それとも私では役不足なのですか。
SNW 私たちは、日本飛行機出身の常務取締役の出席も求めましたが、なぜ出席しないのですか。
会社 出席させる考えはない。ここは労担が話をする場所です。
SNW 株主であるJAL、日本飛行機を代表して取締役になられているのではないのか。その責任ある立場の役員の出席は当然必要だ。
会社 前回の団交でも言ったが、どこの出身だからとう事は関係ない。出向というものは出向先の立場で仕事をする。今は日東航空整備の取締役として仕事をしている。

日東整をどの様にしたいと考えていたのか

SNW 取締役は日東整に出向してきたとき、この会社をどの様にしていこうと考えていたのか。
会社 いずれJALからの飛行機が無くなる事は目に見えている。そのときは2015年A300-600の退役の時で、そのときまでにJAL抜きでやっていく事を考えなければならないと思っていた。
SNW 取締役が出向されてきたときから、日本航空から日東整には新しい機種は与えないと言われていたのか。
会社 その様な話はまるっきり聞いていない。
SNW ならばなぜJALから新機種の整備をとってくる努力をしなかったのか。JAL抜きでやっていこうとの発想になぜなるのか、とても疑問である。
会社 完全にJALにおんぶにだっこをしてもらっていた時も、私は何かあったとき取り返しがつかなくなると認識していた。当然A300、MD90に変わる機材の発注のお願いはJALにしてきました。しかし事業規模が縮小し、整備の全体量が少なくなってしまい、受注に結びつかなかった。
SNW MD90は退役していないし、まだC整備は実施しなければいけない。なぜ出来る仕事があるのに事業を止めたのか。
会社 発注を止めたのはJALですから、私に聞かれても分からない。残りを日東整でとの話しもあったのかもしれないが、それを受注してもじり貧になる。ならば1月31日の契約打ち切りを甘んじて受ける事もやむを得ないと思う。またその時期であれば再就職を4月1日に出来るので、総合的に判断した。
SNW JALはコストがかかるから、日東整を切り捨てたのか。
会社 総整備量が減る中で新しい機材の発注はできないと言われました。JALがどういうつもりで発注出来ないと言ったのかは、小職ではわからない。
SNW それで納得したのか。
会社 発注しないと言われ、そこを何とかと話しをした。そんなやりとりしかなかった。

JALと日東整の説明には食い違いが多い

SNW JAL整備本部の説明と、取締役との説明は食い違っている。JALは、「日東整から昨年末に、このままでは立ち行かなくなって、事業終了をしなければならないと言われ、金銭的な支援をお願いされた。」と言っているが、取締役は「JALが発注をやめたので、事業終了の判断をした。」と言っている。どちらが正しいのか、JALの説明が間違っているのか、ならばJALを追求するしかない。
会社 スポンサー探しと官公庁の受注、そして退職金の確保の3本の柱でやってきた。そうした中で、1月19日にJALから契約解除を告げられ、その話しを受けて20日に事業終了を日東整として判断した。
SNW JALとして、日東整は清算してもらってかまわない、との判断がされたという事か。
会社 JALの判断を私に聞かれても分からない。19日に契約解除を告げられたのは一つの要因であり、JALからの仕事無しでの事業継続も難しいとの判断になり、結果、バタバタ対応となってしまった。
SNW JALと一緒になって潰す事を考えていたのではないのか。色々な形で継続する方法は有ったのではないのか。
会社 日東整としては生き残ることに軸足を置いて検討してきました。ご提供している再就職先支援も1月21日の時点では少なかったが、その後増やしてきました。去年末から「もうだめだ。」との状況なら色々な準備もできたが、最後まで生き残りを模索してきたので、バタバタになってしまった。資金の流失を止めなければ退職金すら支払えなかったので、資金の底割れを生じさせない時点で、事業終了を判断した。
SNW 日東整の社員に対して、「雇用の継続よりも退職金を払った方が良いのだ。」と言っているように聞こえるが、それで間違いないのか。
会社 大きく間違っていて、雇用の継続が出来なくなったので、せめて出来る事として、退職金をきちんと支払い、再就職を斡旋する事に最大限努力し、これに傾注する事が今の役割だと思っています。
SNW 雇用の継続を最優先するべきではないのか。
会社 仰るとおり、それに軸足を置いてやってきました。しかし遺憾ながらこの様な結果になってしまった。

厳しい再就職の実態をつかんでいるのか

SNW 取締役は、いかにも経営者として努力したように言っているが、雇用について本当に大事にしているのか。最大限の努力と言われるが、どれだけの人が再就職をきめたのか。
会社 再就職の状況は約半分弱の社員が決まっている。1人で2社以上の内定をもらっている人もいるので、内定数は半数より多い。
SNW 約半分弱とは70名なのか。現時点で70名ほどの内定者数は多いと思うのか、少ないと思うのか。
会社 見当はつきません。事実はこのとおりだという事です。
SNW 3月中にどれくらいの人が、再就職出来ると見ているのか。
会社 それは分からない。1人でも多くの再就職を決めてほしいと思っています。
SNW なぜ、分からないと簡単に答えるのか。それに1人でも多くではなく、全員再就職出来るよう努力しますと言うべきだろ。あふれる人がいるのが前提の発言だ。
会社 再就職先リストの中では、全員は難しいと思っています。ですから先週の木曜日リクルートの申し込み条件を緩和いたしました。1人でも多く、早く再就職を決めていただきたい。

までの培ってきたものをJALで生かせるようにせよ

SNW 経営者として、1人の社員も泣かせない、と言えないのか。日東整の社員は20〜30年航空機の整備をしてきた。そのことに誇りを持っている。違う会社、業種に、雇用形態に足を踏み込む事は勇気と努力がどれくらい必要なのか理解しているのか。
会社 出来るだけ今のスキルが生かされる会社を選定している。
SNW 今月からJALECで、MD90のC整備が始まった。航空局の立ち入り検査もあり、日々10数名の人がそれに携わっているが、その一方でA300-600の退役整備に携わる人が減っている。先日MD90のフラップの不具合があった。ライン整備では調整が大変だ、ここで日東整の人がいればすぐ出来たのに、と言っている。日東整が今まで培ってきた技術、スキルを今後どのように活用させるのか。JALECだけでなく、JACやHAC、JEX等で雇用を継続させる方法もあるだろ、なぜその様な努力をしなかったのか。
会社 当然、その様な努力はしてきました。しかし良い返事がもらえなかった。MD90の整備の話しをされましたが、今現在、日東整の人に来てほしいとの話しは受けてはいません。
SNW JALの整備の現業では、日東整の人に来てほしいと思っている。その様な話しが具体的に出てきたら検討するのか。
会社 どうしてもと言われれば、検討すします。結論は分からない。

50代の厳しさを実感しろ

SNW 日東整には50歳を超える人も多くいるが、その人たちの再就職状況をつかんでいるのか。
会社 苦戦されている方が多いとの認識はもっている。ただ日東整の平均年齢は42代ですから、他の会社に比べると多いとは言えないとおもいます。
SNW 再就職をするときに、元の会社の平均年齢を履歴書に書くわけではない。面接で「50代の方はちょっと。」と言われている人もいる。今の言い方は、当該者にとっては非常に腹の立つものだ。
会社 50代が多いと言われたので、平均年齢が42歳ですから、一般の会社よりは少ないと申し上げたかった。余計な事を言ったと思うので、訂正します。
SNW 航空業界では会社を清算するときは、再就職ではなくむしろ転籍の方が多い。事業を終了するなら、転籍先を探すことが必要ではないのか。転籍であれば高年齢を理由に再雇用先が見つからない事態は生まれない。
SNW 取締役はハローワークに行った事があるのか。50代の求人状況などを具体的に見た事はあるのか。 
会社 50代の方にどのような求人があるのか見た事は有りません。
SNW 是非とも見てほしい。取締役自身がハローワークに出向いて50代の人がどのような求職活動をしているのか肌で感じ、私たちの痛みをきちんと理解してほしい。
会社 50代の方の再就職については、私が答えるよりリクルートの方が専門家が多いので、リクルートにキャリア相談をしていただきたい。

リクルートの申し込みの条件を緩和せよ

SNW そのリクルートキャリアコンサルティングだか、会社斡旋先の内定を断った人は使えないもというのは止めてほしい。内定をもらった後に就業条件の詳細が分かり、それが納得出来るものではなかったので断ったが人が、リクルートの支援サービスが使えないのはおかしい。
会社 内定を受けてそれを断った人はリクルートキャリアコンサルティングが使えないとは言っていない。
SNW なら使えるのか。
会社 辞退であっても、今現在、内定を持っていないのだから、リクルートのキャリアコンサルティングは利用できます。

追加募集のお願いをしてほしい

SNW 日東整の社員に対して、すでに内定を出ている企業の中に、今現在、中途採用の一般公募を行っているところがある。その様なところに、もう一度お願いは出来ないのか。
会社 その様な話しは、これまでもやってきました。しかし、それはそれ、これはこれだとの話しになってしまっている。一般公募受けるのは全くかまわないとの話しになってしまいます。
SNW 一般公募だと大変厳しい。最後まで雇用責任を持つというのならば、もう一度お願いすべきだ。またJAL関連各社にも転籍のお願いをしてほしい。会社として、もっと支援してほしい。
会社 全ての社員のための努力はします。
SNW 4月以降も努力するのか。
会社 3月までの努力だと言っていないので、4月以降も含めてやっていく考えです。
SNW 日本飛行機の求人の様子が変わってきている。最初は、杉田工場での契約制であったが、それが正社員になり、また厚木工場での採用もでてきた。日本飛行機は親企業なのだから、もっと人員を増やす事は出来ないのか。お金はJAL、就職は日本飛行機と説明されていたのだから、日本飛行機にもっと努力をしてもらうべきだ。転籍等も考えてほしい。
会社 お金JAL、雇用は日本飛行機とは言った事はない。お父さんが先にお金を出して、あとお母さんがどれくらい出すのか、それを子供として云々言えない。またお金はJALだけだと決めつける事ではない。再雇用について、日本飛行機についても努力はしていきたい

会社説明はどれが正しいのか

SNW 今日を含めて3回の団体交渉を行っているが、その中での会社の説明と、日東整労組のニュースにある、会社の説明で食い違っているものがあるので、確認したい。事業終了の理由について、日東整労組には、1月末に10億円、3月末には12億の債務超過になり、日東整は清算の手続きをせざるを得ない説明されています。しかし私たちには1月19日にJALから契約解除を告げられたので、事業を終了する事を判断したと説明している。
会社 社員の皆さんへ、で伝えたとおり、スポンサーが見つからなかった事と、あらゆる合理化施策を行ったとしても、採算性がとれない見通しとなったので、これ以上の事業の継続は資金の流失を招くだけであり、皆さんに示した処遇が出来なくなる事から、事業の終了を1月20日に判断しました。
SNW 労働組合が、会社からの説明として書いている事は、間違っているのか。
会社 はい。今申し上げたのが事業終了を決断するに当たった経緯であり、我々が日東整労組への説明が良くなかったのでしょう。

「退職届について」との文書は何なのか

SNW 雇用について、3月31日付けで退職をお願いせざるを得ないので、退職届を2月28日までに提出してほしいと今まで説明されていた。先日メールで配信された「退職届について」では、退職届は3月15日までの提出で、提出が無ければ解雇するとあるが、どういうつもりなのか。
会社 是非2月28日までに理解して、退職届を提出してほしかったことには全く変わりはありません。しかし月の変わりをまたいでしまったので、何とか理解をしていただいて3月31日に退職していただきたいとの事から、3月15日までに是非、退職届を提出していただきたいと思っています。
SNW 3月15日に出さなければ解雇するとあるが。
会社 3月31日以降の雇用継続はないという事です。手続きは色々あるでしょうが、3月31日をもって退職していただかざるを得ない、そのための方法として何があるのか考えたときに、その様な事もあり得るということです。 
SNW 3月1日に発信した「退職届について」という文書は、解雇予告だとの認識はないのだろ。
会社 解雇予告通知は「各位」という文章で出すものではない。

解雇の理由は

SNW 解雇する理由は何なのか。
会社 事業の終了にもとづく解雇になるのだと思います。
SNW 今言っている解雇は整理解雇なのか、それとも懲戒解雇なのか。
会社 懲戒解雇ではない。是非ご理解をしていただき、3月15日までに、退職届を提出していただきたい。
SNW 理解できないといっているのだから、出す必要は無いだろ。
会社 是非理解していただきたい。
SNW 今回の退職は会社都合であり自己都合退職ではない。なら、なぜ退職届の提出を拘っているのか。3月31日をもって解雇するつもりがあるのなら、退職届提出に期限を設ける必要はないだろ。
会社 退職に当たってこの様な条件がありますので、是非提出願いたい。これは1回目の団交から言っている事です。
SNW 退職条件だって関連他社との違いがあり、納得が出来ない。退職条件について、是正することもないまま、ただお願いしますでは、理解は出来ない。3月中に全員の就職が決まる見通しはない。従業員を3月31日で解雇して、どのように再雇用の面倒を見ようとしているのか。リクルートにお願いしているからと言うのか。
会社 リクルートにお願いするから、後は知らないと言うつもりはありません。
SNW なら解雇する事はないだろ。全員が辞めたら誰が会社を清算するのか。清算するにしても人はいるだろ。清算までは、あなた方出向者だけが日東整に残るのか。
会社 あまり清算については分からないので、これから勉強しなければならないけれども、清算しなければいけないのでしょう。これも経営としての責務なのでしょう。 
SNW 4月に全員の再就職が決まるとは思えない。退職届は再就職が決まってからでも良いだろ。それを理解してほしいとお願いしている。

特別精算について、これから勉強するのか

SNW 会社の清算の方法について、今後勉強していくとの発言があったが、どのような意味か、どのように清算するかこれから決めていくという事か。
会社 債務超過になり特別清算視野に入れていますから、その状態から改善することはないと思っています。裁判所に申し立てる事になるのだと思うが、具体的に特別清算をどのようにして申したたら良いのか、「特別精算したいです。」といえばいいのか、何か書類がいるのか、そういった事務的な具体的な話しのことです。
SNW 会社潰した経営者が何を言っているのか。
会社 特別精算の事だけしっかり勉強しているとはどういうつもりなのか、と皆さん言うのでしょうね。
SNW すでに弁護士と相談しているだろ。後で勉強しましょうとはならないだろ。
会社 「勉強しましょう。」という言葉が引っかかったのか。
SNW 馬鹿にした言い方だろ。
会社 特別精算について、どのような書類がいるのか知らないという事で、ちょっと余計な事を言ったかもしれない。
SNW 特別精算を知らないで、特別精算を視野にいれとはどういう事か。
会社 特別精算の概念はよく分かっています。債務超過である場合については、通常清算ができず、特別精算の申し立てを行う。それは管轄の裁判所であって、債権者の同意がなければ破産手続きなるという事は存じ上げています。ただ何号様式だとか、社会保険が、厚生年金がどうのこうの、そういう事は皆さん分かっているでしょうが、離職票の書き方が分からない、そういった話しと同じです。
SNW 全然意味が分からない。あなた方が離職票の書き方が分からないのと同じで、私も特別精算の書類の書き方が分からない。そういっているのか。
会社 離職票を持って行って、手続きする事は知っているでしょうが、書き方は分からないだろ。それと同じで私も特別精算というのはこの様なものだというのは分かっているが、では具体的にどこに何を書いたらよいのか、どのような様式なのか今の時点では把握していない。そのことを離職票に例えて話しをしました。
SNW 取締役はたとえが多すぎる。ストレートに話しをしてくれ。
会社 あーいう言い方をしろ、こういう言い方をしろというのは、非常にあれなんで。
SNW 交渉なので分かるように言ってほしい。誤解をしたまま交渉を終えるのは危険だ。
会社 努力はしてみます。確認を怠らずにやりましょう。

退職金の総額はいったいいくらなのか

SNW 退職金の総額の話しだが、労働組合は特別退職金を含めて10億円だと説明していた。1回目の団交で取締役は10億半ばを超える金額だと説明した。このずれはなんなのか。
会社 ちょっと違う。10億のなかばを超える金額が必要というのは、1月〜3月の賃金等を含めた金額であり、退職金の総額ではない。退職金の総額は10億のなかば弱。
SNW 弱と半ばではどれくらいの違いがあるのか。
会社 弱たす半ばぐらい。
SNW 15億弱なのか。
会社 普通、そうでしょうね。
SNW 日東整労組にはどのように説明したのか。
会社 同じような説明をしたと思います。
SNW 臨時大会の中でいくらなのか、私はしつこく聞いている。その答えが10億円だった。
会社 特別退職金を含めて10億強です。訂正します。
SNW 11億に満たないのか。
会社 11億は超えます。15億を少し下回るといったが、会社のキャッシュアップという観点では少し違って、適格年金の部分があり、そこの部分を引くと10億を超えるというのが正解で、退職金の総額と聞かれれば10億半ばを少し下回ることになる。
SNW 3月の見積もりの貸借対照表には、外部積み立ての適格年金は入っていないのだな。
会社 もちろん、オフバランス。

3月31日の見積もりには疑問が多い
SNW 流動資産がマイナス11億となっており、12月のものと18億の差が出ているが、これは何なのか。
会社 バランスシート(貸借対照表)が好きなようだが、そこには退職給付引当金という負債が8億円ある。その中で、年金資産が加味された中で会計法上で定められたバランスシートになっています。
SNW 流動資産が18億円も目減りしているのは何なのか。退職金が10億を超える金額、残りはどうしたのか。
会社 負債の部に退職給付引当が8億円近くありました。3月31日のバランスシートは、負債の部に退職給付引き当てはなくなっている。それを切り崩した金額が出ています。
SNW 固定資産3億円残っているが。
会社 この格納庫の簿価、そういったものが固定資産です。
SNW 3億円で売れれば、そのくらいの金額は出てくるだろ。
会社 簿価で買おうという人がいればそうなるだろう。ただ簿価で必ず売れるわけではない。
SNW 売却先は何社ぐらいあたっているのか。
会社 あっちこっち探しています。守秘義務があるので言えません。
SNW この格納庫が売れたら、そのお金はどこに行くのか。社員に還元するつもりはないのか。
会社 売れるか売れないか分からないものを、皆さんに還元する考えはない。
SNW 2ヶ月の特別退職金について、日本航空ユニオンとJALとの団体交渉で、JALは「日東整が決めたと事だ。」と言っている。資金をだすのがJALならば6ヶ月といっても話しは通ると思える。
会社 用意できる資金のなかでは、1月から3月の賃金と会社都合退職金、それに2ヶ月の特別退職金を出すのが精一杯であった。
SNW 2ヶ月の特別退職金はいくらなのか。
会社 大変数字が好きなようだが、2ヶ月の特別退職金の総額は1億強である。
SNW 退職金と特別退職金は基礎額が違うのか。
会社 退職金基礎額は3%の賃金カットをしていない基本給の70%。特別退職金の計算基礎額は一時金の計算基礎額と同じ。

退職金の積み立て不足はどのくらいなのか

SNW 退職金はいくら積み立てていたのか。いくら足りないのか。
会社 それが10億を超えるぐらいになる。
SNW それは特別退職金2ヶ月を含んだ退職金の総額だろ。JALの資金援助はどのくらい有るのか。
会社 伝える考えはありません。JALは、と限定されているが、先程から言っているとおり、お父さん、JALが一時的には、という話しですが、後でお母さんとどのような話しがされるのか、当社は関知していないので、株主から資金援助がある、との回答を差し上げるしかありません。
SNW JALは資金援助をすると、日本航空ユニオンの団交で言っているが、その額は言えないといっている。また日東整も資金援助をお願いしたといっているが、その額は言わない。お互いで闇の中の話しにしている。いったいどうなっているのか。明快に答えていただきたい。

今年の事業計画通り支払ってもらうべきだ

SNW 3月31日の見積もり損益計算書にある売り上げは14億ちょっとである。本来日東整は20億円の売り上げが出せる企業なのだから、後6億円はJALから支払ってもらうべきではないのか。支払いを少なくされ、潰されたのではないのか。きちんと支払ってもらうべきだ。
会社 2010年度は18万工数で予算を立て17〜8億の売り上げを予定していた。
SNW その予算からも3〜4億円目減りしている。目減り分をきちんとJALから支払ってもらうべきだ。
会社 そういったものを含めて、これまでの取引先としてJALというお父さんが資金支援をされたとの認識を持っています。
SNW 4億出したということか。
会社 4億あったら、社員全員の退職金が払えるのかと言えば、払えない。18億で予算を組んで、それがきちんと入っても社員が全員退職したら、債務超過になる。
SNW 損益計算書にある特別利益とは何なのか。
会社 適格年金の戻し入れ。
SNW 特別損失7億円とはか。
会社 会計基準値変更記載の一括償却の部分。
SNW 7億足りなかったのか。 
会社 特別退職金も特別損失の中に入っている。

会社として責任ある対応をしろ

SNW 最後に、退職届については3月15日までではなく、再就職が決まってからにする。そう答えてください。
会社 それは出来ない。3月31日を超える雇用はありえない。従って3月15日までに是非退職届を提出してください。
SNW 新卒者であっても就職が困難な就職氷河期に、会社は私たちを放り投げる。再就職には非常に苦労している。私たちは、再就職が決まるまではきちんと日東航空整備の社員との身分保障し、最後の1人まで会社が責任を持っていただく事を求めている。
会社 皆さん方の再就職については最大限の努力を継続していく考えです。しかし3月31日を超える雇用はあり得ないことは改めて申し上げる。
SNW JALの整備体制の変更が有れば、4月以降も日東整が必要になるかもしれない。それに対応するためにも、4月以降も雇用は継続していただきたい。
会社 MD90の部分について何かできないか検討はします。ただ皆さんも再就職活動が忙しいから、その結果については分かりませんけど、その様な話があれば検討はします。
SNW 社長が出てくれば話すつもりだったのだが、日東航空整備の社員は社長が雇用している。その責任の重さは十分理解していただきたい。それを踏まえて私たちの要求にはきちんと書面で回答をいただきたい。
会社 それはお話しするが、なぜそれを踏まえて書面で回答するのかは理解できない。
SNW 社長宛に要求しているのだから、社長名の文書で回答していただきたい。
会社 そこは労務担当として考えますが、その結果、小職名になることは十分にあり得る事であることは伝えておきます。
SNW 社長宛に要求書を出しているのだから、社長名の回答書を求めます。また取締役は労務担当として全責任を持っているのであれば、最後の1人まで責任を持ってほしい。

以 上


ページ先頭へ 前へ 次へ ページ末尾へ